「室内で育てる観葉植物」について、大川先生にお伺いしました。

vol.92017.02.1

「室内で育てる観葉植物」について、大川先生にお伺いしました。

室内で観葉植物を育ててみませんか?

自然の中で緑に囲まれていると心が穏やかになるように、観葉植物は、室内に緑を増やし緊張を和らげてくれます。空気をきれいにしてくれたり、お部屋の雰囲気を変え、インテリアにも大活躍の観葉植物。リラックス効果も大いに期待できます。最近はサイズや、植物の種類とともに豊富に揃います。

【観葉植物を楽しむための4カ条】

1.買う前にどこに置きたいかリサーチ!

観葉植物とひと言でいっても多くの種類があって、大きさはもちろん、お世話の方法も千差万別。それぞれの性質を知って、お部屋やライフスタイルに合った観葉植物を選びましょう。
まずは、どこに置きたいか、欲しい植物はどこが適しているかをお花屋さんなどに相談してみましょう。その時、一日の日当たりや風通しの状況を事前に確認しておくことも大切です。
また、水やりの頻度も室内で育てる場合は事前に考えておきましょう。重たい鉢をベランダから離れた場所に置く場合、水やりの時に億劫になってしまうこともあります。

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2.枯らさないための秘訣!

観葉植物を枯らしてしまう原因のほとんどが、水やりの問題です。土の中に指を2~3㎝ほど差してみて、土が乾いたら水やりのタイミング。少し水やりの頻度をあげたり、水を一度にあげすぎると、根腐れを起こして病気になってしまうことがあります(※土が白くなってからあげるくらいが丁度いいですよ)。植物ごとに水やりの方法・タイミングが異なるので、事前にしっかり調べてから行うようにしましょう。
水やり後の風通しも大切です。蒸れたりしないように、定期的に風を当ててあげることで、病気にもなりにくくなります。年に2回(春・秋)だけでも、液肥をあげるとグリーンがますます綺麗になります。また植え替えに最適なのも春と秋。植物も人間と同じで、暑すぎるのも寒すぎるのも苦手です。初めて購入するなら、季節のいいときがオススメ。

3.鉢で統一感!

どこに置くか、何を置くか決まったら、観葉植物を入れる鉢や鉢カバーも一緒に選びましょう。鉢ひとつで同じ観葉植物でも雰囲気がガラリと変わります。
テラコッタや陶器、合成樹脂素材など他のインテリアに合わせて鉢の素材や色なども考えていくと、より観葉植物が素敵になります。インテリアを選ぶように、鉢ひとつでイメージは大きく変わります。

4.植物のチカラを知ってパワーアップ!

植物が持つヒーリング効果が再注目されていますが、植物は本来、マイナスイオンや酸素を放出しています。空気を清浄したり、リラックス効果もあり、身近にあるだけで不思議なパワーを感じることができるはずです。
また、根から吸い上げた水を葉から蒸散させるため、室内湿度の調節も期待できます。もともと緑色の植物は目に優しいとされ、スマートフォンやパソコンなどで疲れた目を休めるには最適です。

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観葉植物のススメ

環境や性質に合わせた観葉植物を選ぶことで、観葉植物はその効果を最大限発揮し、私たちの心に癒しと潤いを届けてくれます。ですが、ホコリが積もっていたり枯れてしまった植物をそのまま放置していると本末転倒です。
私のおススメの植物は、まずマイナスイオンを大量に放出してくれるといわれているサンセベリア。お水の管理も簡単なので初心者のかたにもオススメです。またアイビーやポトスも可愛くて比較的丈夫です。ゴムの木の仲間でウンベラータやフィカスも丈夫で水の管理も簡単で葉の形や幹の恰好も人気の観葉植物です。
自然の空気清浄器とも言われている、観葉植物。ひと部屋に1つあるだけで十分いろいろな効果を発揮してくれるでしょう。楽しみながら、少しずつ増やしてみてください。

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